白内障のワンちゃんのドッグフード選びで注意することは?

サングラスをはめて散歩する犬

 

ワンちゃんの目が何だか白く濁っていると「もしかして白内障?」と心配になりますよね。10歳以上のワンちゃんを飼ったことのある飼い主さんの多くが経験されているのではないでしょうか。白内障は、目の水晶体の一部もしくは全部が白く濁ってしまう病気です。

 

 

白内障になると物が見えにくくなって視野が狭くなり、悪化すると失明してしまうこともあります。老化現象の一つではありますが、糖尿病が原因で発症することも確認されています。白内障の予防は難しいといわれていますが、ここでは白内障の原因や対処方法、白内障の予防におすすめのドッグフードをご紹介します。

 

白内障のワンちゃんのドッグフード選びのポイントは3つ!

器に盛ったドッグフードとこぼれ落ちたドッグフード

 

@グレイン(穀物)フリーのドッグフードを選ぶ

ワンちゃんは肉食なので、とうもろこし・小麦・米などの穀物は苦手とする食材です。また、ワンちゃんの白内障は糖尿病が原因で発症することも確認されています。穀物に含まれる糖質は血糖値が急激に上昇し、脂肪になりやすいので、糖尿病予防のためにも100%グレイン(穀物)フリーのドッグフードを選んであげましょう。

 

A低GI値の材料が使用されているドッグフードを選ぶ

穀物はGI値が高く食後の血糖値が急激に上昇するのに対し、低GI値の食材はゆっくりと血液に溶けるので血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。さつまいも・豆類(大豆以外)・レバーなどはGI値が低く、アレルギーも起こりにくい食材なので、これらが使用されたドッグフードがおすすめです。

 

B消化・吸収の良いドッグフ度を選ぶ

「4D」「〇〇肉副産物」といった粗悪な材料が使用されているドッグフードは、消化・吸収が悪いばかりでなく健康を害する危険性もあります。これらが使用されているドッグフードは穀物がメインになっていることも多いので避け、質の良い肉材料がメインの消化・吸収に優れたドッグフードを選んであげましょう。

 

白内障のワンちゃんにおすすめのドッグフードを比較してみました!

ドッグフード名 グレイン(穀物)フリー 低GI値の食材 消化・吸収
モグワン さつまいも(少なめ)
アカナ レンズ豆(多め)
カナガン さつまいも(多め)
オリジン レバー(多め)
ファインペッツ極 グリンピース(多め)
ネルソンズ さつまいも(多め)
ナチュラルドッグフード 玄米(多め)
アーテミス 玄米(多め)
ヤラー 海藻(少なめ)
ロイヤルカナン × なし
ニュートロナチュラルチョイス × 玄米(多め)

【3選】白内障のワンちゃんにおすすめのドッグフードランキング

モグワン

モグワンドッグフード

 

原材料

チキン&サーモン56%(生サーモン12%・乾燥チキン12%・
乾燥サーモン7%・チキングレイビー2%・サーモンオイル2%)
サツマイモ・エンドウ豆・レンズ豆・ひよこ豆

内容量 1.8kg
原産国 イギリス
通常価格(税抜) 3,960円
定期購入(税抜) 1袋10%オフ 3,564円
送料 通常640円 3袋以上(10,000円以上)無料

 

モグワンは、チキン&サーモンが53%、メイン以外の40%は野菜・果物と栄養バランスが良い100%グレイン(穀物)フリーのドッグフードです。穀物の代わりに低GI値のさつまいも・豆類が使用されているので血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。白内障の予防というわけではありませんが、糖尿病の予防には適しているドッグフードです。

 

アカナ

アカナドッグフード

 

原材料

新鮮鶏肉・鶏肉ミール・七面鳥肉ミール・赤レンズ豆・
丸ごとグリンピース・新鮮鶏臓器(レバー・ハツ・腎臓)

内容量 2kg
原産国 カナダ
通常価格(税込) 5,400円
キャンペーン価格(税込) 25%オフ 4,050円
送料 2,500円以上は無料

 

アカナはグレイン(穀物)フリー、ラム・鴨・豚・イワシなど、メインの原材料の種類も豊富なので、食物アレルギーがあるワンちゃんにもおすすめです。豆類を使用することでさらなる低GIを実現したドッグフードです。高タンパク質・低カロリーなので糖尿病や肥満の予防にもっとも適しています。

 

カナガン

カナガンドッグフード

 

原材料

チキン・サツマイモ・海藻・マリーゴールド・
クランベリー・カモミール

内容量 2kg
原産国 イギリス
通常価格(税抜) 3,960円
定期購入(税抜) 1回の合計7,000円未満10%オフ
送料 通常640円 10,000円以上無料

 

カナガンはワンちゃんが本来摂取する習慣のない材料は一切使用されていない、無添加・100%グレイン(穀物)フリーのドッグフードです。メインのチキンは55.7%、穀物の代わりには低GI値のさつまいも・エンドウ豆などが使用されていますが、GI値の高いじゃがいもも使用されているのが残念なところです。

ワンちゃんの白内障の原因は何?

片目をつぶる犬

 

白内障というと老化現象の一つと思われがちですが、ワンちゃんの白内障の原因は、他の病気が引き金になって引き起こることも多いので、血液検査や超音波検査を行わなければ分かりません。ワンちゃんの白内障は、生まれつき水晶体が濁っている先天性のもの、生後数ヶ月〜数年で水晶体が白く濁ってしまう若年性のものなども見られます。

 

白内障が引き起こる原因 引き金
外傷 事故や怪我などで眼球に傷や圧力がかかる
有害物質 抗肥満薬ジニトロフェノール(DNP)・防虫剤などの誤飲
疾患 糖尿病・低カルシウム血症による代謝異常
加齢 9〜12歳の40匹に1匹の割合で発症している老化現象

ワンちゃんの白内障の見分け方・初期症状とは?

白い縁の眼鏡をかけた犬

 

白内障の症状の進行はワンちゃんによっても異なりますが、初期の場合は飼い主さんが気付かないことも多いようです。白内障は症状が進むにつれ、目が白くなったり、段差につまずいたりと目に見えて分かってきます。

 

●目の奥が白く濁っている
●物にぶつかったり、段差につまづく
●視力が少しずつ低下していく

 

もともと、ワンちゃんは目で物を細かく観察することはありません。聴覚・臭覚が発達しているので、多少視力が低下しても生活に支障をきたすことがないため、飼い主さんがワンちゃんの視力の変化に気付かないのは当然だといえるかもしれません。

 

 

白内障の初期段階を素人判断するのは難しいので、確実な見分け方をしたいのであれば動物病院で検査をしましょう。病院では、検眼鏡やスリットランプ(細い光を目に当てて眼球の断層を観察する)を使用して検査が行われます。

白内障にかかりやすい犬種はあるの?

暗闇に光る犬の目

 

白内障発症の遺伝的素因は、約60犬種で確認されており、日本では次の犬種に白内障が多く見られるとされています。

 

●ゴールデンレトリバー
●シベリアンハスキー
●柴犬
●アメリカンコッカースパニエル
●ホストンテリア
●キャバリア
●ビーグル
●プードル
●マルチーズ
●シーズー

 

発症のメカニズムについては解明には至っておらず不明な点も多いとされています。白内障と同じく目が白く濁って見える「核硬化症(かくこうかしょう)」の場合は、進行しても痛みがなく失明することもありません。白内障の遺伝的素因を持っているワンちゃんや、シニア期のワンちゃんの目が気になるときは自己判断せずに病院で検査を受けましょう。

ワンちゃんの白内障の予防にサプリメントは効果があるの?

犬用のサプリメント

 

サプリメントは薬ではないので、効果は「気休め」といえるでしょう。白内障の原因の一つに「活性酸素による目の酸化」が挙げられていますが、抗酸化作用のあるサプリメントを摂取することで、その点は期待ができるかもしれません。

 

 

ただ、ワンちゃんんに人間用のサプリメントは与えないでください。私たちが利用しているサプリメントには、ワンちゃんが食べてはいけない成分が含まれていることがあります。白内障の予防はなかなか難しいといわれているので、サプリメントだけに頼るのは避けた方が良いでしょう。

ワンちゃんの白内障に目薬は効果があるの?

目薬をさしてもらっている犬

 

犬用の白内障目薬「ドッグクララスティル」がフランスのTREND ROADSAS社から、「CAN-C」がアメリカのビューティ&ヘルスリサーチ社から販売されています。

 

 

10年間の臨床試験を行い「Nアセテルカルノシン」がワンちゃんの白内障に効果があることから特許を取得、Nアセテルカルノシンが配合されているのは、この2ブランドだけのようです。日本では特許を出願中なので個人輸入となりますが、万が一副作用があった場合の保証が全くない点が大きなリスクといえるでしょう。

 

 

現在日本で処方されている目薬は白内障の進行は遅らせることはできても、ワンちゃんによって効果に差があるようです。気休めであるサプリメントと比較をすると、目薬の方が期待はできるものの、ワンちゃんの白内障は目薬よりも手術の方が断然効果的だといえます。

ワンちゃんの白内障は手術した方がいいの?

目の診察を受ける犬

 

白内障の予防は難しく、サプリメントや目薬では治すことはできません。進行速度には差があるものの、最悪の場合は失明してしまうこともある白内障は、手術をするしかないのでしょうか?

 

 

白内障になると、薬で治すことはできません。白内障の手術は水晶体の内容物を細かく砕いて吸引し、眼内レンズを挿入する方法で行われます。外科手術の中では一般的に行われている手術で安全性も高いのですが、ワンちゃんの水晶体は厚くて丈夫なので除去するのに時間がかかり、眼球への負担も大きいようです。

 

 

高度な技術・医療機器や、信頼できる獣医さん、飼い主さんによる術後のケアなどが必要なので、安易に決められることではないかもしれません。進行が進んでいる場合には手術をした方が良いケースが多いので、獣医さんと相談してみましょう。白内障は予防が難しいので、早期発見・早期治療をすることが重要なポイントだといえます。

ワンちゃんの白内障にかかる手術費用はどれくらいなの?

1万円札の上に伏せをしている犬

 

項目 費用
白内障手術 300,000〜500,000万円(片目)
入院 5,000円/日
血液検査 2,000〜3,000円
眼圧検査 1,500〜2,000円
眼底検査 1,500〜2,000円
染色検査 1,000〜3,000円
超音波検査 2,000〜3,000円
目薬 1,000〜3,000円

 

ワンちゃんの白内障の検査・手術費用は病院によって異なります。

 

 

検査は一通り行うと10,000〜15,000円ほど掛かるのが一般的で、手術となると金額が一気に大きくなります。最近ではペット保険もありますが、加入していない場合は全て自費となるため、負担が大きいのが現実問題となります。症状が軽い場合は目薬などで進行を遅らせることは可能ですが、信頼できる獣医さんと相談して決断しましょう。